ロータリー情報


これだけは知っておきたいロータリー知識シリーズ


第十一回 ロータリー親睦月間

6月はロータリー親睦月間(RotaryFellow-Ships Month)です。

ロータリー章典によりますと、クラブと地区は、特にロータリー

親睦月間である6月中に、親睦活動を推進するよう推奨されているとあります。

ロータリーにおける会員同士の友情、友愛を育むための親睦活動を推進することが推奨されています。

●ロータリーボイスより

クラブに入会し、活動を続ける主な理由の一つが「親睦」。生涯にわたる友情を築く機会の一つとして、「ロータリー親睦活動グループ」があります。これは、共通の趣味や職業を持つ全世界のロータリアン、配偶者、ローターアクターが集まり、親睦を深めるグループです。

分野は多岐にわたり、テニス、ワイン、マラソン、料理、スクーバダイビング、自動車、ジャズ、コンピューターなどがあります。

行事、コンテスト、会合を通じて、クラブや地区、さらには国境を越えた交流を楽しめるだけはなく、毎年ほぼ半数のグループがロータリー国際大会に参加し、友愛の家で展示を行ったり、非公式関連行事を開いて共に活動したり、仲間との親睦を深めています。

●クラブを超えた同好会のお勧め

第2750地区内にはロータリー会員がクラブの枠を超えて所属出来る同好会があります。

スキー同好会、陶芸同好会、テニス同好会、軽音楽同好会、山の手西プラチナ会、こども福祉同好会「手に手の会」、IYFR東京フリート。

詳細は第2750地区ホームページ会員委員会・親睦委員会が担当している会員親睦(同好会)をご覧ください。

ご自身が所属するクラブには存在しない同好会に入り、活動を広げることで、他クラブ会員との親睦を深める良いチャンスになります。

 


第十回:ロータリーの特別月間・特別週間、知っておきたい日

●ロータリーの特別月間 Special Month in Rotary (ロータリーの友より) 

クラブだけでなく、ロータリアン一人ひとりが、ロータリーの活動に参加するよう強調するため、国際ロータリー(RI)理事会が指定した月間のことです。

なお、9月、10月には日本独自の月間テーマが設定されています(※印)。

 

7月

母子の健康月間

8月

会員増強・新クラブ結成推進月間

9月

基本的教育と識字率向上月間   ※ロータリー友月間

10月

地域社会の経済発展月間     ※米山月間

11月

ロータリー財団月間

12月

疾病予防と治療月間

1月

職業奉仕月間

2月

平和構築と紛争予防月間

3月

水と衛生月間

4月

環境月間

5月

青少年奉仕月間

6月

ロータリー親睦活動月間

 

 

●ロータリーの特別週間 Special Weeks in Rotary (ロータリーの友より)  

・「ロータリー学友参加推進週間」(Rotary Alumni Reconnect Week

RI理事会は、10月7日を含む1週間をロータリー学友参加推進週間として、ロータリー学友をクラブの例会や奉仕プロジェクトに招待し参加してもらうことを奨励しています。ロータリーが地元そして世界で人びとの生活を改善していることを学友たちに知ってもらうだけでなく、クラブの新会員となって、地域社会リーダーのネットワークに加わり、ひいてはロータリーに貢献してもらえることが期待されます。

 

・「世界インターアクト週間(11月5日を含む1週間)」(World Interact Week

RI理事会は、ロータリークラブとインターアクトクラブに、11月5日を含む1週間を「世界インターアクト週間」として遵守するよう奨励しています。それは、ロータリークラブとインターアクトクラブを「顕著であり、国際規模の活動」に参加させるためです。

 

・「世界理解と平和週間(2月23日~3月1日)」(World Understanding and Peace Week

1905年年2月23日は、ロータリ―の創始者・ポール・ハリスが、友人3人と最初に会合をもった日です。この2月23日を祝う創立記念日は、「世界理解と平和の日」(World Understanding and Peace Day)として遵守されます。この日、各クラブは、国際理解、友情、平和へのロータリーの献身を特に認め、強調しなければなりません。理事会は、この2月23日に始まる1週間を「世界理解と平和週間」と呼び、ロータリーの奉仕活動を強調することを決議しています。

 

・「世界ローターアクト週間(3月13日を含む1週間)」(World Rotaract Week

1993年、RI理事会はRAの創立25周年を記念して、3月13日を含む1週間を「世界ローターアクト週間」に指定しました。各RCには、地元のRACとの共同プロジェクトや、親睦活動に参加するよう、呼びかけを行っています。参加により、ロータリアンは、ローターアクターから、若いエネルギーや、新しいアイデア、労力を得ることができますし、ローターアクターは、ロータリアンから深い知識や経験を学ぶことができます。

 

●知っておきたい日

・「世界ポリオデー」

 ポリオワクチンを開発したチームを率いたジョナス・ソーク博士の誕生日にちなみ、毎年10月24日は、世界ポリオデーと定められており、当日や前後の時期に、世界各地でポリオ撲滅に向けたイベントが開催されています。

ちなみに第2750地区では、1029日(日)に、「世界ポリオデーイベント」を銀座の泰明小学校で開催します。銀座の数か所からグループで、ウオークラリーを行い、次年度・宮崎ガバナーの自転車によるご到着をお迎えします。

 

・「ロータリーデー」(ゲイリーC.K.ホァン2014-15年度国際ロータリー会長のご説明より)

 

ロータリーデーとは、地域社会の人びとに、楽しみながら情報を学んでもらうイベントを催し、ロータリーを紹介するという、とてもシンプルなものです。クラブの大小を問わず、どのクラブでもロータリーデーを実施できます。近隣クラブが合同でロータリーデーを開催したり、地区レベルで大規模に実施したりすることも可能です。クラブは、ロータリーデーの内容を自由に決めることができます、大切なことは、参加者が楽しみ、関心を持てるようなイベントにすることです。

 


第九回「青少年奉仕月間について」

(ロータリー広報誌・ガバナー月信2022年5月号より)

 

5月は、ロータリー特別月間「青少年奉仕」がテーマです。

来月の事ですが、早めに「青少年奉仕」についてご説明いたします。

 

ロータリーにおける青少年のための活動は、1920年5月、ニューヨーク・ロータリークラブが地元団体と協力して行った「Boys' Week」として始まりました。

1920年、数年前に結成された活動委員会とともに Boys' Workプログラムが始まりました。1934年には青少年週間(Youth Week)となり、1936年には「Boys and Girls' Week」(少年・少女週間)へと変わっていきました。

後に、インターアクト、ローターアクト、ロータリー青少年交換といった青少年や若者のためのプログラムが創設されました。2010年、新世代奉仕(現、青少年奉仕)がロータリーの第5奉仕部門となり、指導力育成活動、地元や海外での奉仕プロジェクト、交換プログラムといった活動を通じて若い人々に素晴らしい経験の機会を提供しています。

 

ロータリーの主な青少年プログラム

●ロータリー青少年交換

 国際理解と親善の促進を目的として、1学年度間(長期)、または休暇期間中(短期)、15~19歳の若者を海外へ派遣し、受け入れも行います。ホームステイや現地の学校に通うことで、異文化を体験します。

留学したい人、ホストファミリーになりたい方、大歓迎!(国際ロータリー日本青少年交換多地区合同機構ウェブサイト rijyec.org)

 

●RYLA (Rotary Youth Leadership Awards ロータリー青少年指導者養成プログラム)

 主に中高生、大学生、若い成人を対象としたリーダーシップ養成プログラム。セミナー、合宿など、その形式はさまざまです。

 

●インターアクトクラブ (IAC)

 12~18歳の中高生が、地元でのボランティア活動や海外のインターアクトクラブ会員(インターアクター)との交流を通じて視野を広げ、国際感覚を養っています。

現在、第2750地区には、PBGの10クラブを含めて、21のインターアクトクラブが活動しています。

 

●ローターアクトクラブ (RAC)

 18歳以上のローターアクトクラブ会員(ローターアクター)がリーダーシップや職業スキ

ルを磨き、ロータリアンなど地元のリーダーと交わり奉仕活動を行っています。

現在、第2750地区には、PBGの2クラブを含めて17のローターアクトクラブが存在しています。多数の外国人会員もいて、多様な会員構成になっています。

 

●ロータリー米山記念奨学金

 日本初のロータリークラブを創立した米山梅吉の遺徳を記念して始まった、日本で学ぶ外国人留学生のための奨学金。日本全国のロータリアンや会員企業の寄付によって、公益財団法人ロータリー米山記念奨学会が運営しています。

これまでに支援した奨学生は129の国と地域から2万人以上にのぼり、外国人留学生を対象とした民間の奨学金では国内最大規模です。(ロータリー米山記念奨学会ウェブサイト www.rotary-yoneyama.or.jp)

 

●ロータリーの奨学金

 2017年に100周年を迎えた「ロータリー財団」による奨学制度は、異なる国や地域の人々の間に理解と友好関係を推進することを目的として、1947年から世界各地の学生を支援してきました。

現在では、ロータリー財団の奨学金(グローバル補助金)にとどまらず、地区やクラブによる奨学金(地区補助金など)も含め、専門性の高い研究者を対象としたものや、地域に合わせた高校・大学・大学院レベルの奨学制度が運営されています。

 

●ロータリー平和フェローシップ

 ロータリー財団のプログラムの一つで、2002年に創設。 奨学生(ロータリー平和フェロー)は世界8つの大学(一つは東京の国際基督教大学)にある7つのロータリー平和センターで平和や紛争解決のための研究を行います。

 

卒業したフェローたちは、国連や世界銀行、NGOなどで活躍、平和な世界を築くために貢献しています。

 

 


第八回「DEIセミナー概要報告」

国際ロータリー第2750地区会員委員会・ロータリー情報委員会にて「DEIセミナー」をオンライン形式にて開催いたしましたので、以下の通り概要をご報告申し上げます。

 

○開催日時:2023年2月10日(金)15:00~17:00

○プログラム

  ●ご挨拶:富澤為一ガバナー・伊藤千恵会員委員長

  ●講演:「DEIからクラブ活性化へ」 服部陽子RI研修リーダー(2022-23年)

  ●パネルデイスカッション:「DEIの理解の浸透とクラブの取り組みについて」

  ●パネリスト:5名(敬称略・順不同)

   東京米山友愛RC会長:勝田洋絵、東京西RC会長:鈴木宜雄、東京赤坂RC会長:穂苅裕久、

   東京町田サルビアRC幹事:渥美元博、地区RA代表:ウイルソン・リュウ

  ●ファシリテーター:谷本篤洋(ロータリー情報委員会委員・東京恵比寿RC)

  ●司会進行:会員委員会・ロータリー情報委員長 堀口昇治(東京西RC)

  ●参加人数:76名(ガバナー補佐、クラブ会長、クラブDEI関係者、RAC会長他)

 

<ご挨拶概要>

冒頭、伊藤千恵会員委員長より開会の辞があり、続いて富澤ガバナーより「DEIはロータリーにとって新しい考え方ではなく、ロータリーで言われ続けている考え方である。DEIは4つのテストでありロータリーの中核的価値観である。DEIを推進し行動することで、クラブの活性化が進み仲間を増やし大きな力となって国際理解が進み、世界平和の実現に近づく」とのお話しを頂戴しました。

次に、服部RI研修リーダーによる講演「DEIからクラブ活性化へ」がありました。

<講演概要>

① DEIを理解し、実践して、どのようにクラブを活性化していくのか?

② DEIとは?(ロータリーの定義、行動規範より)

③ DEIでインクルーシブなクラブ作り

④ DEIを自分のクラブに近づけて捉える。

⑤ ユニークなクラブ文化を残してインクルーシブなクラブを目指す

⑥ 事例から学ぶ

⑦ 全員参加のインクルーシブなクラブを作っていきしょう! 

※上の画像をクリックすると講演動画がご覧になれます。

 

服部RI研修リーダーの講演を受け、

「DEIの理解の浸透とクラブの取り組みについて」のパネルディスカッションを開催いたしました。

<パネルディスカッション発言要旨>

 若手会員の登用・活躍について

 年齢による上下の垣根なく若手とベテランが仲良くしており、インクルーシブなクラブであると自負しています。

 伝統的に若い人も和気あいあいと活躍しており役割を担っている。若い方が積極的に動いてくれて活性化できており、それがクラブの文化になってきていると思っています。

 

● ジェンダーについて

 当クラブでは、女性が活躍しているのが当たり前の伝統かと思っていましたが、初めから女性会員が活躍されていた訳ではなく、20年ぐらい前に初めて女性を入れた時には大議論になり、「もし女性が入るなら自分は辞める」という話をされた方もいたが、当時の会長が女性を入れると舵を切ったそうです。結果的には、誰も辞めなかったという話がありました。

 女性の入会については様々な意見がありますが、話し合いを進めていき、当クラブの歴史や文化を踏まえつつ、今の時代の動きについて当クラブとして消化していけるようなプロセスを取ることが大切だと思っています。

● 無意識のバイアス(アンコンシャス・バイアス)について

 今回のように、ロータリーもそうですが、男性の中で一人だけが女性という状況で「女性だから発言してください」と言われることが多くあります。女性ならではの意見を特別に求められる場面が多くあり、そんな時に少しプレッシャーを感じることがあります。

● ダイバーシティ(多様性)について

 当クラブは、多国籍の会員が在籍しており、文化の違いについては幅が広くなるほど、やはりぶつかる機会はどうしても増えてしまうと思います。どうしても自分の先入観とか思い込みで決めつけて発言してしまうことがあります。そんな時には、自分の思い込みではないか、自分が背負っていたことからくる刷り込みとか先入観から来ているのではないかと考えて、国が違えば全く文化も違いますので、完璧主義を手放し、自分の意見が半分でも通ればいいと考えて、お互いを受け入れていくことが大切ではないかと考えています。

● インクルーシブな居心地の良いクラブづくりについて

 当クラブは会員数が多いが派閥がないということ、また若手とベテランが分け隔てなく交流できていることが良いところだと思います。

 当クラブは、新会員2人対して10人のロータリアンが新会員を囲んで親睦を図り、ロータリークラブについての知識と理解を深めてもらうという懇親会があります。先輩から色んな話が聞けるというものです。これはまさにインクルージョンと同時に多様性とかエクイティとかすべてに繋がっていると思います。

 当クラブは、ゴルフ同好会、美食同好会、読書同好会などの同好会があります。同好会はロータリー歴と関係ないので、新しく入った会員も好きなことを一緒にできるインクルージョンを推進できるツールだと思います。

 当クラブは、和気あいあいのクラブ作りで毎月一度集まる会を実施しています。ただ喋って飲んでいるだけではなく、親睦委員長が主催で今日のお題(テーマ)を出します。一人づつ全員が喋ります。これでバックグラウンドが良く分かり、新入会員からも先輩会員の人となりや考え方が分かる貴重な機会として好評です。この会は当クラブの文化であり、ずっと継承していくものとして続けています。任意参加ですが、毎週20人弱ぐらい集まります。

 当クラブでは、創立以来、社会的・経済的弱者や障害者の皆さんと一緒に創り上げていくプロジェクトに取り組んでおります。コンサートに通常いけない障害者の方と一緒にコンサートを作り上げる、一緒にやって一緒に楽しむことがコンセプトになっています。

● 各クラブのDEIの活動計画について

 当クラブは、外国人と日本人が在籍しているクラブなので、お互いの違いを受け入れ、良さを生かして、今後も国際奉仕をメインに活動していきたいという長期計画を策定しています。その中にDEIも含まれていると認識しています。

 当クラブでは、良いクラブを目指すということで先達が築き上げてきたものを、ロータリーの精神に基づいて発展させていくことが大切だと考えております。基本的には、会員への教育が大切と考えています。一番大切なのは規律・品格ある例会を運営することとクラブに相応しい卓話を入れること。DEIを理解している方が推薦者になるように入会審査基準・会員選考プロセスを少し厳しくしました。私共は基本を大切にしたいと思っています。

 当クラブは、次年度の会長が外国人、女性が幹事ということで、DEIについては、クラブの中でも浸透しているし、出来ていると思い込んでおりました。しかし先程の服部RI研修リーダーの講義をお伺いして、「DEIが進んでいるなと思い込み、胡坐をかいていてはいけないな」と強く自制することを持ち帰ります。

 大事なのはロータリアンらしくロータリーの規律を守って活動をすること。DEIに相応しい事業を行ってきたという自負はありますが、勘違いにならないよう注意したい。DEIを理解し促進することで、新しい風を起こすことになります。

 RACは、元々女性も多く外国人おり、あまりDEIを意識せずにやってきましたが、さらにDEIを促進するため、学生の会員が参加しやすくなるために年会費を安くするか、日本語が不得手な外国人のため英語の説明書を整備するとか行っていきます。

 

<服部研修リーダー総括・コメント>

 多様なバックグラウンドを持つ人達が奉仕活動で一つにつながるということがロータリーにおいて一番理想的なことと思っています。実現するのは簡単なことではありませんが、皆が関われて興味を持ちインパクトをもたらすような奉仕活動をやっていけたら素晴らしいと感じています。

 若い人に役職を付けていることはとても大事なこと。但し、若い人ばかりに役を与えるという風潮になっていくのは、少し違うと思います。

インクルーシブは皆でやるということで、年輩の人はやらないで良いということではありません。例えば50才台の会長の後には80才台の会長が出たっていいじゃないかというような自由な考え方が出来る方が良いと私は思います。

 私も先ほどのパネリストのお一人のご経験と同様な経験をすることがあります。「女性ガバナーとしてどんなことをなさいましたか?どのように考えていらっしゃいますか?」とお聞き頂いたり、それで講演に来てくださいと頼まれることがありますが、申し訳ないがお断りしています。なぜなら私は「女性」だということでガバナーをやったことはないし、女性として日々ロータリアンの活動をしている訳ではないので話すことがないのです。それで「女性としてではなく、ただガバナーとしての経験ならお話ししますよ」と申し上げると、「それじゃまぁそれでもいいから来て欲しい。」というようなことになるのですが(笑)、先入観とか女性はきっとこうじゃないかとか、誰でもそういうように思いがちですので、先ほどパネリストがおっしゃったことは大事な点だったと思いました。

 DEIは元々あるロータリーの精神だと皆さん思うと思います。その通りですが、そこに新しい変化とか新しいことにも挑戦するという気持ちを取り入れて一緒にやっていかないとなかなか前に進めないということも事実だと思います。

 元々創立時から女性がいるクラブでは。女性会員のことなんて問題にも話題にもならないですよね。女性に限らず、やっぱり今までと違う、今までいなかったものが入るというと、その変化に関しては、今まで自分たちが考えたりやってきたことと違うじゃないかということで色々な事が起こる訳です。

 何か新しい変化を自分たちが本当に必要だと思ったら、その時に挑む、それに挑戦する勇気がなければ、DEIが進んでいくのは難しいと思います。更にインクルーシブになるには、何をどうしたらよいか?という課題に気が付いてなければ計画は立ちませんので、課題を意識できるかどうか?が肝心だと思います。

 自分たちのクラブが更に発展して素晴らしいいクラブになっていくには、どの様なことをどの様に皆で一緒にしていったら良いのか?どの様なこと取り入れたら良いのか?ということに気付いてそれを実践していくこと、それがDEIをロータリーに取り入れるということの意義であると思っています。

 

 

以上


第七回「知っておきたいロータリアン」(ロータリー手帳より)

ポール・ハリス(Paul Percy Harris 1868~1947)

1905年、アメリカ・シカゴに最初のロータリークラブを誕生させたロータリー創始者。

 

アーサー・シェルドン(Arthur F.Sheldon 1868~1935)

シカゴRC会員。1910年、後に公式標語「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる」となる言葉を提唱した。

 

アーチ・クランフ(Arch C.Klumph 1869~1951)

アメリカ・クリーブランドRC会員。ロータリー財団の創始者。1917年に基金設置を提案。1928年、ロータリー財団として認証された。

 

ガイ・ガンディカー(Guy Gundaker 1873~1960)

フィラデルフィアRC会員。1923-24年度のRI会長時、日本の関東大震災に対し救済運動を行った。『ロータリー通解』の原作者。

 

ハーバート・テーラー(Herbert J.Taylor 1893~1978)

シカゴRC会員。1932年に会社の再建を任されたのを機に、「四つのテスト」を創案した。

 

ベンジャミン・フランク・コリンズ(Benjamin Frank Collins 生没年不詳)

アメリカ・ミネアポリスRC会員。1911年、後に公式標語「超我の奉仕」となる言葉を提唱した。

 

 

米山 梅吉(1868~1946)

 日本のロータリーの創始者。渡米中、ダラスRC会員の福島喜三次を通じて、ロータリーと出合い、1920年10月、東京RCを創立し会長に就任。1926-27年度には日本人初のRI理事に就任した。

 

福島 喜三次(1881~1946)

 日本人第1号のロータリアン。米山梅吉とともに日本初のクラブを創設。1915年にダラスRCに入会、1920年に東京RC創立会員になったものの、転勤により1923年、大阪RC創立会員ともなった。

 

手島 知健(1885~1968)

 東京RCが戦後1949年、RIに復帰した際の第60区ガバナー。東京RC会員。「四つのテスト」の翻訳をとりまとめ、定訳をつけたことで知られる。

 

東ヶ崎 潔(1895~1992)

 日本から出た初のRI会長(1968-69年度)。テーマは「参加し敢行しよう!」。アメリカ・サンフランシスコ生まれで、1949年に東京RCに入会。国際基督教大学の創立者の一人でもある。

 

向笠 廣次(1912~1992)

 日本から出た2人目のRI会長(1982-83年度)。テーマは「人類はひとつ 世界中に友情の橋をかけよう」。大分県・中津RC会員。

 

田中 作次 (1939~)

 日本から出た3人目のRI会長(2012-13年度)。テーマは「奉仕を通じて平和を」。埼玉県・八潮RC会員。

 


第六回「過ぎし時に敬意を表して:ポール・ハリス語録より抜粋」

ロータリーの創始者、ポール・ハリスの語録「過ぎし時に敬意を表して」冊子より、今も色褪せることなく心に響く珠玉の言葉を抜粋しました。

長引くウクライナ戦争や米中対立など混迷する国際社会やコロナ禍の中、ポール・ハリスの言葉は、激動の時代を生きる私たちロータリアンの指針となり、励ましとなるものと感じ入りましたので、是非ご一読ください。

 

<進歩>

偉大な運動を研究すると、その発展は、個人の発展と似ているように思われます。形成期は初期です。若い心は、感受性に富み、成熟すると、落ち着いてきます。運動も年を経ると、定型化するようになります。伝統が正当な判断力の行使を妨げます。先例を尊重するようになり、先例が必要以上に重要性を帯びてきます。

価値もないし、不合理なことが、今までそうであったから、という理由だけで継続されます。存在理由が、かつてあったとしても今はないことが明らかでも誰も先例を敢えて破ろうとしません。形式に精神が伴わないようになっているのです。

~米国イリノイ州シカゴで開かれた1930年RI国際大会でのメッセージ

 

<人生訓>

私たちの生きる目的は何でしょうか?

学ぶことです。

何を学ぶのですか?

人生を学ぶのです。

人生から何を学ぶのですか?

人生から学ぶのは唯一のことです。人生を送る中で、いかにエゴと決別するかを学びます。

~ナショナル・ロータリアン、1912年7月号

 

原子論を専攻する学生が電子を学ぶように、天文学者が星を研究するように人生を研究しましょう。私たちがどこから来て、どこに行くのか分からないけれど、造物主の目的は優しいものであり、私たちがたゆみなく支援する価値がある、との確信を深めましょう。

この古き楽しきゲームに興じましょう。乗馬よりはるかによいし、クリケットや野球より魅力的です。この古き楽しき心を奪うゲームは、すべてのスポーツの王様で、人生と呼ばれています。この友好的で公平なゲームを心ゆくまでプレーしましょう。

~米国カリフォルニア州ロサンゼルスで開かれた1922年RI国際大会でのメッセージ

 

<平和>

国家がもつことのできる最大の資産は、平和という資産です。それは、耕地よりも、豊かな鉱山よりも確かなものです。

~ベルギー、オステンドで開かれた1927年RI国際大会でのメッセージ

 

戦争はいつも途方もない大きな間違いです。勝者といえども損害をこうむります。

~ロータリーへの私の道

 

私は、ためらうことなく断言できます。世界平和は達成できる、と。さらに、友情、寛容、人の役に立つというロータリーの堅固な土台の上に平和を築くなら、恒久的なものにすることができます。

~キューバ、ハバナで開かれた1940年RI国際大会でのメッセージ

 

分裂する力があまりにも強すぎるこの世界の中で、ロータリーは統合と融和を目指す力です。ロータリーは平和な世界の一つの縮図なのであり、諸国民が見習うべきーつのモデルになっているのです。

~ロータリーへの私の道

 

戦争が永遠に続くことなどありえません。平和が必ず来るし、来るようにしなければなりません。来る年月、非常に困難で厳しい任務がロータリーを待っています。戦争で荒廃した世界の傷をいやすこと、憎しみを相互理解や寛容に代えること、恨みの存在するところに愛情を築くこと、敵を友人に代え、激しい怒りや武力闘争を善意と国際平和に代えることがロータリーの任務です。私たちがしなければならないことは人間の能力を超えた任務です。これは、ロータリーが全力を尽くす任務です。とはいえ、私たちには、私たちの原則以外に何の手段もないし、熱意以外の力もありません。ですが、私たちロータリアンは人類を大いに信頼していますので、勝利を確信しています。

~ロータリアン誌、1942年5月号

 

<友愛と世界理解>

理解を阻む敵を粉砕しましょう。破壊的軍隊を指揮する3人の司令官は、猜疑心、ねたみ、恐怖です。建設的軍隊のやる気を起こし、世界がよく知っている3人の司令官に指揮させましょう。その3人とは、信頼、愛、勇気です。

~ベルギー、オステンドで開かれた1927年RI国際大会でのメッセージ

 

<奉仕の理想>

ロータリーの中にあるもの、それは善行だけではありません。善行というのは、その下に隠された何ものかが外に姿を現わしたにすぎないのです。ロータリーの沢山の善行のかげには、目に見えない力が働いているのです。それは善意の力です。この世界で最も強い力の中には、目に見えないものもあります⋯私たちの呼吸する空気にせよ、目には見えませんが、私たちの生命を支えてくれるのです⋯

ロータリーの沢山の善行のかげにも、目に見えない力が働いているのです。それは善意の力であり、その善意の力によってロータリーは存在しているのです。

~ロータリーへの私の道

 

<寛容>

私たちのロータリーが、単に一過性のものでないなら、それはあなたや私が、互いの弱点を忍ぶ、つまり寛容の価値を知ったからでしょう。

~ナショナル・ロータリアン、1911年1月号 機関雑誌の創刊号

 

<ロータリーについて>

要するに、ロータリーは、ひとりひとりの会員を育て、その奉仕能力を高めるために存在します。

~1922年バッファロー・ロータリー・クラブでのメッセージ

 

<友情>

ロータリー・クラブの温かい親睦は、メインストリートの氷のような障害を溶かし、地域社会を一つに融合するような親睦ですが、このような親睦が贅沢であったときがあります。人は親睦なしでも生きていけるでしょう。ですが、全人類を滅亡させかねない殺人兵器の存在する時代には、地上をおおうような親睦がぜひとも必要です。

~ロータリアン誌、1945年10月号

 

<結語>

ロータリアンは私によく尋ねます。「あなたがロータリーを創始したとき、このようなものになると思いましたか?」。いいえ、1905年には、6,000のクラブと300,000人の会員を擁する世界的運動になろうとは予想していませんでした。早春のころ、あまり大きくなりそうにない若木を植えるとき、人はいつの日かそれが、亭々たる大木に育つであろうと確信できるでしょうか。それは雨と太陽-神の摂理の微笑を待たなければならないのではないでしょうか。若葉が初めてもえいでるのを見るとき、そのときこそ、人は大いなる木陰で夢見ることができるのです。

~ロータリアン誌、1947年2月号※

※これはロータリアンへのポールの最終メッセーす。機関雑誌の3月号には1947年1月27日にル・ハリスが亡くなったことを知らせる通知が載ました。

 


第五回「ロータリー研究会」(Rotary Institute)

 

●「ロータリ研究会」と聞いても、入会年次の浅いロータリアンには、どのような内容なのかを詳しく認識している方は少ないのではないでしょうか。あるいは、「聞いたこともない」というロータリアンもおられるのではないでしょうか。

「ロータリー研究会」は、ロータリー・リーダー(後述「出席者」を参照)にとって、日本のロータリーの現状についての情報共有の機会であり、また交流を深める重要な行事であります。

RI理事が招集者となり、毎年1回の開催で、わが国では今年、51回目となります。

(今年度第51回の概要については、最後に記載致しました)

●ロータリー研究会とは?(My Rotaryより一部抜粋)

ロータリー研究会には、現在、過去、将来のロータリー・リーダーが出席し、国際ロータリーとロータリー財団について意見交換を行うほか、お互いの交流を深めあいます。

研究会は以下のプログラムで、通常3~5日間開かれます。

・ロータリー財団とそのプログラムについての最新情報

・ポリオ撲滅活動の進捗報告

・5か年財務見通し計画(RI理事が発表)

・理事会への提案に関するオープンフォーラム

・ロータリー関連トピックについての講演(国内外の講演者)

・交流会、リーダーシップの発揮と奉仕を続けていく意欲を高める機会

・エンターテイメント(余興)、視察訪問

特に、規定審議会が開催される年度には、審議会代表委員と補欠議員のためのセッション、審議会立法案について討議するための本会議も行われます。

●研究会の実施(My Rotaryより一部抜粋)

研究会は、複数ゾーンが合同で開催したり、単独ゾーン、ゾーンの一部のみで開催することもできます。RI会長により任命された各研究会の招集者が、研究会の運営・開催、ならびに会合中にRI会長を代表する任務を担います。ロータリーの元役員が、講演者、パネリスト、討論リーダー、研究会実行委員として参加しています。

●出席者は「ロータリーリーダー」

RI会長、財団管理委員長、RI理事、現在、過去、将来の地区ガバナーとガバナーエレクト、ロータリーコーデイネーターなどの地域リーダーなどなど、いわゆる「ロータリーリーダー」と称されるロータリアン。

日本の場合は、過去、現在、将来のガバナー補佐、地区委員会委員長なども参加し、総勢700名程(昨年度実績)の研究会になります。

●研究会プログラムの概略

年度によって若干の違いがありますが、一般的には下記のようなプログラムです。

・研究会前日:RI会長ご夫妻歓迎晩餐会

・開会式:RI理事による点鐘・挨拶、RI会長および財団管理委員長のご挨拶など。

・RI現況報告:RI理事

・ロータリー財団関連報告・米山奨学会報告・ポリオプラス現況報告・規定審議会報告

・基調講演:RI会長

・数グループのパネルデイスカッション(ロータリーが抱える諸課題について)

・RI会長とともにオープンフォーラム

●研究会の実行委員会

招集者のRI理事を中心として、各ロータリークラブが協力して「実行委員会」を立ち上げ、企画から実施、報告を担当します。

 

●今年度の「ロータリー研究会」は、下記の概要で開催されました。

「2022-23年度 国際ロータリー ゾーン1A,2&3 第51回ロータリー研究会」

今年度は、付随プログラムを含めて11月19日(土)~22日(火)に、神戸ポートピアホテルで開催されました。主な内容は下記の通りです。

19日(土):ロータリー財団地域セミナー

20日(日):付随プログラム、およびRI会長&TRF管理委員長ご夫妻歓迎晩餐会

21日(月):「ロータリー研究会」第1日目

佐藤芳郎RI理事の点鐘、挨拶などで幕を開け、続いてジェニファー・ジョーンズRI会長とイアン・ライズリーTRF管理委員長の基調講演。

第1セッション「いまこそポリオ根絶」、規定審議会報告などと続き、

ブレイクアウトセッションとして「DEI」「環境」「ウクライナ支援」

「貧困と教育機会」の4つのテーマに分かれてのパネルデイスカッション。

22日(火):「ロータリー研究会」第2日目

ポリオに関する講演、第2セッション「ローターアクトの新たなるステージをひらく」、RI会長・TRF管理委員長パートナーと語らう「パートナープログラム」、第3セッション「未来へ架ける橋」などに続き、ジョーンズRI会長とライズリーTRF管理委員長、三木TRF管理委員によるオープンフォーラム。

閉会式

 


第四回「米山梅吉記念館訪問記」

(ロータリーの友広報誌,ロータリー米山記念事業豆辞典,米山記念館資料より引用)

 

●設立の経緯

10月は米山月間でした。ロータリー情報委員会では10月11日に、静岡県駿東郡長泉町にある米山梅吉記念館を訪問致しました。

公益財団法人米山梅吉記念館は、昭和44年3月26日設立されました。

米山梅吉終焉の場所である米山別邸の宅地分譲の情報を伝え聞いた地元のロータリアンらが米山別邸保有運動ヘ、さらに米山記念館建設へとかりたてて行きました。

 

 

 

 

●展示室

 

ポールハリスと米山梅吉、米日ロータリーの祖が迎える展示室では、米山翁を生い立ちから紹介、銀行家としての活躍、報恩会の事業の様子など、公私共に携わった活動を知る事が出来ます。

 

米山氏の墨跡、書簡等愛用の品を通じて一個人としての米山梅吉氏、その人生に迫ります。

 

米山氏が創立に奔走した日本のロータリークラブ。そのロータリークラブの歴史の貴重な資料も展示されています。

 

 

 

 

●米山文庫・こども図書館

 

現在の「記念館」の敷地の一部に古い建築物があります。旧米山記念館として使われていた建物です。

 現在、その建物は「米山文庫」、および子供用図書を揃えた「こども図書館」として、広く地域社会に開放されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

●米山梅吉氏の墓地

 

「記念館」から徒歩5分程のところに、米山家累代の墓地があり、そこの一画に梅吉氏のお墓もあります。 

ちなみに、この地域には米山姓の方が多く住んでいて、米山家と明記する墓地もいくつかありますので、訪問の際には間違えないように気を付けてください。

 

 

●ロータリー米山奨学事業

 

ロータリー米山奨学事業は、日本のロータリー全地区による国際奉仕事業です。 

日本で学ぶ外国人留学生に奨学金を支給し、支援することにより、日本と世界との平和の懸け橋になる人材を育てています。

 

将来国際社会で活躍し、ロータリー運動の良き理解者となる人材を育成することです。 

これはロータリーの目指す“平和と国際理解の推進”そのものです。 

この事業は1952年、東京ロータリークラブが発表した「米山基金」に始まります。 

米山梅吉氏の生前の功績を讃え、後世まで残るような有益な事業を行いたいと、海外から優秀な学生を日本に招き勉学を支援する奨学金事業でした。 

東京RCの単独事業から全国の地区に拡大、発展しました。留学生の増加に伴い、ロータリー所在国に限らず世界に門戸を開くなど,時代と共に変化しながらも、ロータリアンと外国人留学生との交流を通じて国際親善と世界の平和に寄与する、という事業の目的を今日まで貫いています。 

これまでに巣立った2万人以上の元米山奨学生は、世界各地で活躍しています。

 

●以上、米山梅吉記念館と奨学事業の「これだけは知っておきたいロータリー知識」でした。

 

記念館は、東海道新幹線・三島駅からタクシーで15分程度です。記念館訪問に際しては、5名~10名程度のグループで、事前に訪問日(原則月曜休館)を連絡し、スタッフの説明を聞きながらの訪問がお薦めです。 

今回のロータリー情報委員会では、記念館訪問の後に、三島市内にて訪問の感想を語り合う懇親会を行いました。三島には、鰻屋や海鮮料理店などの名物店が多数存在しますので、会場選びには苦労しません。                  

以上


第三回「①基礎知識(国際ロータリー・行動計画)」

国際ロータリー(2019年手続要覧より)

(1)国際ロータリーとは

ロータリークラブは、その会員であるロータリアンによって構成され、国際ロータリー(RI)は、ロータリークラブおよびローターアクトクラブによって構成されています。つまり、国際ロータリーは、全世界のロータリークラブの連合体です。

(2)国際ロータリーの目的

  国際ロータリーの目的は、①ロータリーの目的を推進するようなプログラムや活動を追及しているクラブ、ローターアクトクラブとRI地区を支援すること、②全世界にわたって、ロータリーを奨励し、助長し、拡大し、管理すること、③RIの活動を調整し、全般的にこれを指導することの3つと定められております。

(3)国際ロータリーの役員

  国際ロータリーの役員は、会長、会長エレクト、副会長、財務長、その他の理事、事務総長、地区ガバナーならびにグレートブリテン及びアイルランド内RIの会長、直前会長、副会長、名誉会計とされています。

   RI会長

  RI会長はRI理事経験者の中から選任され、任期は1年です。RI会長は、RIの最高役員であり、⒜全世界のロータリアンにとって前向きかつ意欲を引き出すリーダーとなる、⒝理事会の議長となり、会合を主宰する、⒞RIの第一代弁者となる、(d)すべての国際大会及びすべてのRIのほかのすべての国際会合を主宰する、(e)事務総長に助言する、(f)理事会により割り当てられた、さらなる任務と責務をその任務としています。

 ②理事会

  RIの理事は、RIのガバナー経験者の中から選任され、任期は2年です。各ゾーンから平等に選ばれています。

  理事会は、RIの目的の推進、ロータリーの目的の達成、ロータリーの基本原則の研究と教育、ロータリーの理念、倫理および特質の維持、ならびにロータリーを全世界に拡大する目的のために必要なあらゆることを行う義務を負っています。また、理事会は、戦略計画を採択する任務を負っています。

 ③事務総長

  事務総長は、RIの最高執行責任者です。最高執行責任者である事務総長は、理事会の指示監督の下にRIの日々の管理に責任を負い、RIの財務運営を含め、方針の実施、運営、管理について会長と理事会に責任を負っています。

 

 

行動計画(ロータリー手帳・My Rotaryより)

 ロータリーは、一世紀以上前、人と人とのつながりを礎とする奉仕のリーダーシップという新しいモデルの先駆けとなりました。今日、このつながりは、世界に広がるネットワークとなって文化間、言語間、世代間、地域間に橋を渡たし、よりよい世界のビジョンを分かち合っています。そして、このビジョンの実現には計画が必要であることから行動計画が定められています。

(1)ロータリーのビジョン声明

  20176月に、ロータリー理事会と財団管理委員会により承認されたロータリーのビジョン声明は、次のように謳っています。

  「私たちロータリアンは、世界で、地域社会で、そして自分自身の中で、持続可能な良い変化を生むために、人びとが手を取り合って行動する世界を目指しています。」

(2)2024年までの行動計画

  ロータリーのビジョンの実現に向け、土台となる4つの主な優先事項は次の通りとなっています。

 ① より大きなインパクトをもたらす

  ロータリーは、人びとの生活をより良くするための変化をもたらそうと努力しています。ロータリー会員は、幅広い奉仕活動でボランティアとなり、資金的なリソースを捧げていますが、今後は、活動の結果と成果をより効果的に図っていきます。ロータリーは、プログラムに力を注ぎ、持続的な影響を実証することによって、入会者、協力団体、寄付者にとって魅力ある団体であり続けることができます。

 (目的)

   ・ポリオを根絶し、残された資産を活用する。

   ・ロータリーのプログラムおよび提供する体験に焦点を当てる

   ・活動成果を上げ、それを測る能力を高める

 ② 参加者の基盤を広げる

  人人は、世界に変化をもたらし、人間関係を築く方法を求めています。私たちは、人人が求めていることをロータリーで見つけられるよう、どのように手助けできるでしょうか。その答えは、より多くの人や組織が参加できるユニークな機会を創り出すことです。クラブは、これからもずっと大切です。その一方で、全世界に会員基盤を広げるために、より多くの参加者をロータリーに迎え入れる画期的なモデルをもって現在の構造を拡大し、一体となって行動できる意義ある方法を提供していきます。

 (目的)

   ・会員基盤と参加者の基盤を広げ、多様化する

   ・ロータリーへの新しい経路を創り出す

   ・ロータリーの開放性とアピール力を高める

   ・活動成果とブランドに対する認知を築く

 ③ 参加者の積極的なかかわりを促す

  今日の変わりゆく世界でクラブが直面している課題を認識し、ロータリーは、会員の参加と維持を促すような経験をクラブが提供できるよう支援します。会員に経験と価値を提供できるようクラブを支援することで、ともに奉仕し、人間関係を広げ、より満足のいく経験をロータリーで得られる機会を、ロータリアンや他の参加者に提供することができます。

 (目的)

   ・クラブが会員の積極的参加を促せるよう支援する

   ・価値を提供するため、参加者中心のアプローチを開発する

   ・個人的職業的なつながりを築くための新たな機会を提供する

   ・リーダーシップ育成およびスキル研修の機会を提供する

 ④ 適応力を高める

  ロータリーのビジョンを達成し、変わりゆく世界の傾向に追いつくため、構造と文化を深化させなければなりません。私たちは、全ての参加者を効率よく、柔軟に、効果的に支援できるような運営とガバナンスの構造を築きます。

 (目的)

   ・研究と確信、および進んでリスクを負うことへの意思を奨励する文化を築く

   ・ガバナンス、構造、プロセスを合理化する 

   ・意思決定における多様な考え方をはぐくむために、ガバナンスを見直す

 


第二回「基本理念(目的・四つのテスト・中核的価値観他)」

基本理念(ロータリー手帳・ロータリー関連資料より)

ロータリーの基本理念は、ロータリアン共通の目的や指針として、100年以上の長い年月をかけて形づくられたものです。互いの関係や行動の土台として、世界中のロータリアンがこれらの理念を大切にしています。

「四つのテスト」、「ロータリーの目的」、「五大奉仕部門」は、私たちの中核的価値観をあらわしています。

 

●ロータリーの目的(ロータリー手帳・ロータリー関連資料より)

ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにあります。具体的には、次の各項を奨励しています。

 

第1 知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること

第2 職業上の高い倫理基準を保ち、役立つ仕事はすべて価値あるものと認識し、社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものにすること

第3 ロータリアン一人一人が、個人として、また事業および社会生活において、日々、奉仕の理念を実践すること

第4 奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、国際理解、親善、平和を推進すること

 

●四つのテスト(2019年手続要覧・My Rotaryより)

ハーバート J.テーラーが考案した、ロータリアンが生活や仕事の場面で覚えておくべき4つの問い、それが「四つのテスト」です。政治や宗教に関係なく、すべての人々の倫理的指針となるこのテストは、100カ国語以上に翻訳されています。

 

 言行はこれに照らしてから

  1)真実かどうか

  2)みんなに公平か

  3)好意と友情を深めるか

  4)みんなのためになるかどうか

 

●中核的価値観とは(ロータリーの友より)

ロータリーの「中核的価値観」は、ロータリアンの優先事項と行動の指針となる組織の

基本原則を表すものです。これらの価値観はリーダーシップの意図と方向性を示す原動力なるものであるため、ロータリーの戦略計画において益々重要性を増しているものです。

 

・奉仕(Service)

ロータリーの奉仕活動とプログラムは、さらなる世界理解と平和をもたらすものであると、私たちは信じている。奉仕はロータリーの使命の中でもっとも重要なものである。私たちは、個々のクラブの計画と実践活動を通じて、奉仕するものに無類の喜びを与え、組織全体に奉仕の文化を創造しているのである。

・親睦(Fellowship) 

個人による奉仕の活動は個々のニーズに焦点を当てあるものであるが、人類に奉仕する協同活動も重要であると、私たちは信じている。力を合わせて活動すれば、その力は無限となり、多くのリソース(資源)をもたらし、人生を豊かにし、視野を広げるものとなる。親睦のネットワークは民族や国家といったさまざまな違いを超越して寛容へと導くものである。

・多様性(Diversity) 

ロータリーは「奉仕の理念」のもとに、すべての人々を世界的に結束させることが出来ると私たちは信じている。私たちは、会員組織において、また、活動や奉仕において、職業の多様性を大切にしている。将来の繁栄の鍵を握るのは、地域社会の事業や専門職務を反映したクラブである。

・高潔性(Integrity)

私たちは、活動の結果や目標達成の過程において責任を守り、また、私たちのリーダーや仲間のロータリアンもそうであることを期待している。私たちは、仕事や人間関係において常に職業倫理の高い水準を固く守っている。私たちは、公平さと尊敬の念を持ちながら人々と付き合い、私たちに託されたリソース(資源)を良心的に管理する。

・リーダーシップ(Leadership)

ロータリーは、さまざまな分野で指導力を発揮できるリーダーの世界的な集まりである。私たちは、このようなリーダーシップの力を育むことが重要であり、ロータリアン各自が優れたリーダーの資質を備えているものと信じている。ロータリアンである私たちは、これらの「中核的価値観」を率先して実行するリーダーである。

 

●五大奉仕部門とは(ロータリー手帳・ロータリー関連資料より)

 

私たちは、クラブ活動の土台となる5つの奉仕部門を通じて、地域社会や海外での奉仕に力を注いでいます。

 ・クラブ奉仕(Club Service)

クラブの機能を充実させるために、クラブ内で会員が取るべき行動にかかわるものである。

 ・職業奉仕(Vocational Service)

事業及び専門職務の道徳的水準を高め、品位ある業務は全て尊重されるべきであるという認識を深め、あらゆる職業に携わる中で奉仕の理念を実践していくという目的を持つもの。会員の役割にはロータリーの理念に従って自分自身を律し、事業を行うこと、そして自己の職業上の手腕を社会問題やニーズに役立てるために、クラブが開発したプロジェクトに応えることが含まれる。

 ・社会奉仕(Community Service)

クラブの所在地域または行政区域内に住む人々の生活の質を高めるために、時には他と協力しながら、会員が行うさまざまな取り組みから成る。

 ・国際奉仕(International Service)

書物などを読むことや通信を通じて、さらには、他国の人々を助けることを目的としたクラブのあらゆる活動やプロジェクトに協力することを通じて、他国の人々とその文化や習慣、功績、願い、問題に対する認識を培い、国際理解、親善、平和を推進するために、会員が行う行動から成る。

 ・青少年奉仕(Youth Service)

指導力養成活動、社会奉仕プロジェクトおよび国際奉仕プロジェクトへの参加、世界平和と異文化の理解を深め育む交換プログラムを通じて、青少年ならびに若者によって、好ましい変化がもたらされることを認識するもの。

 

 


第一回「ロータリーの誕生とその成長」

●ロータリーの誕生(ロータリー手帳・ロータリー関連資料より)

20世紀初頭のシカゴの街は、著しい社会経済の発展の陰で、商業道徳の欠如が「目につくようになっていました。

ちょうどそのころ、ここに事務所を構えていた青年弁護士ポール・ハリスはこの風潮に耐えかね、友人3人(石炭商シルベスター・シール、鉱山技師ガスターバス・ローア、洋服商ハイラム・ショーレー)と語らって、お互いに信頼のできる公正な取引をし、仕事上の付き合いがそのまま親友関係に発展するような仲間を増やしたいという趣旨で、ロータリークラブという会合を考えました。ロータリーとは集会を各自の事務所持ち回りで開くことから名づけられたものです。

こうして1905年2月23日にシカゴにロータリークラブが誕生しました。

それからは、志を同じくするクラブが、つぎつぎ各地に広がり、クラブ数約3万7,000、会員数約120万人に達しています。

そして、これら世界中のクラブの連合体を国際ロータリー(Rotary International)

と称します。

このように、歴史的に見ても、ロータリーとは職業倫理を重んじる実業人の集まりなのです。

この組織が地球の隅々まで拡大するにつれて、ロータリーは世界に目を開いて、幅広い奉仕活動を求められるようになり、現在は他法目にわたり多大な貢献をしています。

 

●女性、若者も仲間に・・・新たな時代へ(「ロータリーの友」広報誌より)

東西冷戦後、ロシアや東欧諸国のロータリークラブが復帰し、新クラブもでき、ロータリーは新しい時代を迎えることになりました。1989年には創立以来、男性だけだったクラブに女性も入会できるようになりました。現在、女性会員は世界で20%を超えるまでになり、クラブの会長や地区の委員長、国際ロータリーの委員などの要職にも、次々に就任。年配者が多いというイメージが強いロータリーですが、いまでは20代、30代の会員も増え、ロータリーの創立時の精神を受け継ぎ、時代と共に変化を続けています。

東京オリンピック、パラリンピック開催の2020年は、日本にロータリーが誕生して100周年の年であります。

 

●日本のロータリークラブ(「ロータリーの友」広報誌より)

日本初のクラブは東京ロータリークラブ。1920(大正9)念10月20日に創立。翌年4月1日に世界で855番目の倶楽部として、国際ロータリーへの加盟が承認されました。しかし、第二次世界大戦時、政府のよりクラブが次々に解散に追い込まれ、ついに1940(昭和15)念、国際ロータリーからの脱会が決議されました。戦争が終わり、1949(昭和24)年に国際ロータリーに復帰し、次々に新しいクラブができました。その後のロータリーの発展は目覚ましいものがあります。

 

●ロータリーの主な出来事(ロータリー手帳・ロータリー関連資料より抜粋)*一部に誤りがありましたので、訂正し、掲載いたします。

1905 ポール・ハリスが友人3人とともにシカゴRC(通称R1)を創立

1908 サンフランシスコに2番目のクラブ誕生

1920 米山梅吉、福島喜三次の尽力により日本最初の東京RC設立

1922 「国際ロータリー」に改称 

1927 四大奉仕部門の承認(クラブ・職業・社会・国際奉仕)

1928 ロータリー財団設立

1932 ハーバート・テーラーが「四つのテスト」を定型化

1940 日本のRCがRI脱退

1947 ポール・ハリス逝去(1月)

1949 日本のRCがRIに復帰

1950 「超我の奉仕」「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる」を公式標語に採用

1953 「ロータリーの友」創刊

1961 アジア初、東京でRI国際大会開催

1968 東ヶ埼潔氏が1968-69年度RI会長に就任。

1970 規定審議会をRIの立法機関に決定

1977 フィリッピンでポリオ予防接種開始

1982 向笠廣次氏が1982-83年度RI会長に就任

1989 女性の入会を認める「ロータリアンの職業宣言」採択

2004 大阪でRI国際大会開催

2010 「新世代奉仕」(現在は「青少年奉仕」)を加え、五大奉仕部門となる

2012 田中作次氏が2012-13年度RI会長に就任

2020 日本のロータリー創立100周年(東京RC)

2022 ジェニファー・ジョーンズ氏が2022-23年度、初の女性RI会長に就任

 

 


「クラブ運営の現状と計画について」アンケート報告書


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「クラブ運営の現状と計画について」アンケート報告書
●220908ロータリーアンケート報告書_完成版.pdf
PDFファイル 2.2 MB

以下は、2022年度以前の情報です。


COVID-19に関連し医療機関への医療物資支援

東京赤坂RC 熊本会長、コンシニ幹事、奉仕プロジェクト委員長 谷口、社会奉仕リーダー中森、委員 永、委員 森本

 

東京赤坂ロータリークラブの次年度2020から21年度の奉仕活動として、医療資材の寄付を東京都医師会へ行いました。2020年6月24日、その贈呈式を東京都医師会で行いました。

 

当日は、公益社団法人 東京都医師会からは会長の尾崎治夫氏、赤坂ロータリークラブからは 熊本会長、コンシニ幹事、奉仕プロジェクト委員長 谷口、社会奉仕リーダー中森、委員 永、委員 森本(敬称略) が出席しました。

贈呈品はサージカルマスク10.000枚、防護服60着.靴カバー60足、ゴーグル60個、消毒薬50本です。

熊本会長が今回の贈呈目録を贈呈したのち、しばし歓談となり、目下のコロナ状況、東京都医師会としての考え方、ワクチン開発の方向性、今後インフルエンザと同時に発生した場合の医療側の対応予想など興味深い話題が続きました。

尾崎様からは御礼状とともに「まだまだ新型コロナ感染症との戦いが続く中、貴重な品々を寄贈いただきありがとうございました。第2波に向けて、しっかり対策を練ってまいりますので、ロータリクラブの皆さん、これからもよろしくお願いします」との謝辞を頂きました。

 

今回の寄付がコロナウイルス患者治療に日夜努力をされている東京の医療機関への一助となることを願います。 

 

掲載日:2020年12月5日


「地元大田区の子ども食堂への支援 part2」

東京田園調布RC 子ども福祉同好会(手に手の会)会長 指田春乃 

児童養護施設部門 冨倉 進、フードバンク部門 中山芳瑛、子ども食堂部門 長久保伸一

 

社会福祉協議会では大田区には年収130万円以下の家庭が6,000所帯有り、そこには小中学生が10,000人生活をしています。

貧困の為1日2度の食事が出来ない子、毎日孤食で心が弱っている子の、心とお腹を少しでも満たしてあげたいと、子ども食堂の方達は、ボランティアで奮闘しています。

田園調布RC、子ども福祉同好会「手に手の会」では、1年半前から、地元の「だんだん八百屋子ども食堂」代表近藤博子代表と大田区社会福祉協議会3者で協議を重ねてきました。

この度は2750地区補助金申請し、区内16カ所の子ども食堂に支援品を届ける事が出来ました。子ども食堂からの要望の多い順では、非接触型体温計、アルコール消毒液、料理用ゴム手袋、マスク、お米、缶詰、レトルト食品、等々です。現在はコロナ感染の為、以前の様に勉強を見たり、ごはんを食べさせたりした活動が出来ません、お弁当とお菓子の配布です。

お弁当は大人500円、子ども100円ですが、子どもに限ってワンコインであれば何でも可です。1円玉、5円玉、10円玉でも良いとの事です。「お腹が空いていたら食べてね」との事です。近藤代表にその様な事で運営維持が出来るのですか?とお尋ねした所、ぎりぎりの状況で維持していますとの事でした。

そこで私達は「ロータリー子どもごはん」を考え12月までのテストケースですがご提案しました。ロータリアンがロゴのマグネット(写真参照)1個200円で購入する。

例えば、2000円で10人の子ども達がお弁当を食べられる。5000円で25人の子ども達がお弁当を食べる事が出来ます。子ども達にはロータリーのロゴ入りの貯金箱をプレゼントして、無料でお弁当が食べられたら100円貯金をしてねとボランティアさんが言う方式です。良い結果出る事を祈るばかりです。子ども食堂支援については始まったばかりです。多くのロータリアンの協力を得て此処まで来れました、幾重にもお礼申し上げます有難う御座います。

 

掲載日:2020年10月25日


「地元大田区の児童養護施設への支援 part1」

東京田園調布RC 子ども福祉同好会(手に手の会)会長 指田春乃 

児童養護施設部門 冨倉 進、フードバンク部門 中山芳瑛、子ども食堂部門 長久保伸一

 

東京田園調布RCでは、10年前より地元大田区の児童養護施設「聖フランシスコ子供寮」へ支援させて頂いております。支援内容は、年に一度のバザー支援、4年前からは未就学室(2歳~6歳)にてパテットや紙芝居、綾取り、手品で遊びます(共同支援でグローバルRCと会員の宇佐美弥子氏・宮脇潤子氏が全面的に協力頂いています)施設の子の人数は50名で2歳~18歳までの子ども達が入園しています。子供達の90%が親からのDVが入園理由です。

もし皆さんが幼少期に愛する親からDVを受け続けていたらどうでしょうか?

なぜ?なぜ?と心に大きな傷を持ち、心の奥底にしまい込みます。何故他人に訴えないのでしょうか?

それは自分が愛する親だからなのです。子どもの個人差が有りますが、中には精神の発達障害を起こす子どもがおります。親を信じたい、他人を信じたい気持ちはありますが、大人は怖い、暴力を振るうと潜在的に刷り込まれている子供達が、入園して来ます。

施設では施設長とシスターや職員が一生懸命、閉ざされた心を和ませる努力をされています。

特にシスターは朝5時に起きて中学生と高校生のお弁当を10個作ります。シスターのお弁当はクラスでも人気だそうです。シスターのお話では子供達は学校では肩身の狭い思いをしているそうです。特に夏休み、冬休み、連休明けではクラスメートが両親と何処どこに旅行した。あれを食べて美味しかった等の話題からは遠ざかってしまう。

唯一子ども達が優位に立てる時間がお弁当の時間だそうです。

クラスメートが寄ってきて、お弁当を覗き込み、美味しそうだな、美味しそうだなと言われると、嬉しくなり笑顔になれるそうです。

たかし君のお話をします。3歳の男の子が入園しました。入園の理由はDVです。親も他人も信用出来なくなった、たかし君にシスターがご飯を皆で食べましょうと、何度言っても部屋の片隅から動きません。4日間部屋の片隅でたかし君はご飯を食べています。5日目に同い年の男の子がたかし君の袖を引いて「ここにいる人は皆優しいから大丈夫だよ」と言っわれて、たかし君も初めてテーブルにつきました、私たちの活動は心に傷ついた子供達に少しでも寄り添う事が出来ればと活動しています。

 

(協賛クラブ・中央新RC、サンライズ汐留RC)

東京田園調布RC 子ども福祉同好会(手に手の会)会長 指田春乃 

児童養護施設部門 冨倉 進 フードバンク部門 中山芳瑛 子ども食堂部門長久保伸一

 

掲載日:2020年10月24日


「みなと国際交流・協力の日」

東京グローバルロータリークラブ 遠藤 園子

 

「みなと国際交流・協力の日」はこれから活動を始めてみたいという人にとって入口となる会です。大小さまざまな国際団体・グループの活動紹介スピーチ、駐日大使館紹介、中高校生の海外体験、国際時事・文化をテーマにしたトークセッション・講演等のプログラムを通して情報を発信し、またスポーツ、日本文化を通して国際交流を続ける薙刀、和太鼓、合気道等をデモンストレ―ションと共に紹介している。第7回からは国際ロータリー2750地区青少年交換来日生・派遣生のスピーチが加わる。

 

本会は、市民(ロータリアン)の発意により2011年8月に設立され、主に港区内で活動する国際交流・協力関連団体、グループが協働し、外務省、駐日大使館、港区、港区教育委員会等の後援の

もと年一回「みなと国際交流・協力の日」開催、一般市民の国際交流・国際協力への関心を高め、活動参加を促進している。

 

第1回2012年12月開催 テーマ:日本の生活で困ったこと、よかったこと

第2回2014年1月開催  テーマ:あなたの国の住まいと暮らし、日本に暮らして思うこと

第3回2015年2月開催  テーマ:あなたの国の食べ物、お母さんの料理

第4回2016年1月開催  テーマ:文化―あなたの国、街、家庭の祭日―

第5回2017年1月開催  テーマ:伝統とカルチャー

第6回2018年2月開催  テーマ:グローバル人材

第7回2019年1月開催   テーマ:多文化都市の未来

第8回2020年2月開催  テーマ:スポーツは国境を越える

第9回2021年3月20日(土)予定  テーマ:Withコロナ、With Covid-19

 

「みなと国際交流・協力の日」実行委員会

設立者・代表  遠藤園子(東京グローバルロータリークラブ所属)

連絡先:108-0074東京都港区高輪1-23-23-501

TEL/FAX:03-3447-0843

Email:endosh1950@yahoo.co.jp

携帯:090-6105-8684

https://ja-jp.facebook.com/miec2011/

https://www.city.minato.tokyo.jp/kouhou/event/200201-sports.html?=LINE

 

掲載日:2020年9月16日